社長メッセージ

当社グループを取り巻く半導体関連市場は、近年、大きく変化いたしました。その要因の一つが「AIの驚異的な普及」であり、もう一つが「経済安全保障としての国家戦略における半導体の位置づけ」です。
AIについては、2022年後半に登場したChatGPTにより、瞬く間にだれでもが扱える身近なツールとして、これまでのどのサービスよりも早く市場に浸透し、加えて、現在も新しいAIモデルが次々に登場しております。
また、各国が半導体を国家戦略として位置付けており、日本におきましても、経済産業省が『半導体・デジタル産業戦略』を発表し、日本各地で半導体や素材等の半導体関連企業による莫大な設備投資が実施されております。

このような環境変化の中、当社グループは、「あらたな価値の創造『半導体市場の技術革新・成長を通じ、人材育成と持続可能性に注力し、新たな価値・未来を創造していくこと』」を社会における存在意義（パーパス）に掲げ、その実現に向け、2024年4月から2027年3月までの中期経営計画「MIRAI　2026」を策定し、5つのキーワード①新市場の創造（Market creation）②技術革新（Innovation）③変化への柔軟な対応（Resilience）④サプライチェーンの連携（Alliance）⑤価値の統合（Integration）を基に、各部門のミッションを定め、すべての企業活動を今まさしくスタートさせました。

当社グループは、この中期経営計画を着実に推し進めることで、半導体・半導体製造装置の爆発的な成長を確実にキャッチアップし、グループの事業内容の質的変換（組立から設計・開発の技術分野へ）を行うとともに、市場やビジネスから得られるあらゆるデータを一元的に収集・分析して、社会課題の解決につながる新たな価値を生み出してまいります。そして、皆様と共にサステナブルな世界を実現してまいります。

今後とも皆様のご支援をよろしくお願い申しあげます。